「嗤う伊右衛門」

はてな年間100本映画クラブ/その5
四谷怪談」が消化不良だったので。(って、こちらもストーリーが全然原作通りじゃないけど)
本と映画を足して、埋まった部分と、映画のせいで失われた部分がある感じかな。
狂って駆けるお岩役の小雪や、いっちゃった眼の直弼役の池内博之、伊藤喜兵衛役のこういう嫌な役多いよね(笑)椎名桔平はいい味出してます。
伊右衛門がお岩を殺めたことも映画では暗示してるし。(本だと、いつの間に死んだのか分からん)
ただ、中途半端なエロ・グロが個人的には興醒め。「何でそこでおなごの上半身を晒す必要があんねん!!」と突っ込みたくなること数回。喜兵衛を殺すシーンが必要以上にグロテスク。(キル・ビル級・・・)
個々はいい気がするんだけど、残念ながら全体としてはなんだかな。。。という作品でした(涙)