メゾン・ド・ヒミコ

はてな年間100本映画クラブ/その11

観て参りました。
結構昔から予告編を流していて、とても気になっていた映画です。
東京では渋谷しかやっておらず、平日の夜だというのに激混!
(仕事のやる気をなくして、定時過ぎに退社しちゃいましたよ(笑))

卑弥呼という元ゲイバーのママ(田中泯)とその若い恋人(オダギリジョー)とその娘(柴崎コウ)を中心に、卑弥呼が引退して作った「メゾン・ド・ヒミコ」というゲイのための老人ホームで繰り広げられる物語。

個人的には期待どおりというか、期待以上でした。
男の友人(ストレート)と観に行ったんだけど、「『ゲイ』にものすごく抵抗がある人は別だけど、それ以外ならきっと楽しめる映画。」とのこと。
ほとんどの女性はきっと楽しめると思います。
吉井さん!!といいながら、浮気性な私は、オダギリジョーも結構好きなのです。

ファッションはちょっと独特で、デザイナーものなんだろうけど、スタイルのいい柴崎コウでさえ微妙に見えちゃう喪服とか、変に腰回りがもたっと見えるオダギリジョーのパンツとかたまに気になりました。
基本的には、カッコいいんだけどね。

ただの色恋じゃなくて、色んな「愛」が詰まっている映画。
切なさもぎゅっと詰まってるんだけど、最終的には心が温かくなり、自分の周りの色んな物がちょっといとおしくなります。

それにしても、やっぱり田中泯はカッコいい。「たそがれ清兵衛」のときもそうでしたが、あの眼力。ただものじゃない迫力にゾクッとします。
いつか、彼の「舞踏」など見てみたいなーと思いました。

そういえば、オダギリジョーはちょびひげ(っていうのか?)でも、カッコ良かった。(愛する吉井和哉はつるつるお肌じゃなきゃ嫌だけど(涙))
友人に「相手がオダギリジョーだったら、俺も傾くかも・・・」と言わしめる色気が漂っておりました(爆)。