四谷怪談

見てきました、四谷怪談
東海道四谷怪談をベースに、ドイツの演出家が作り上げた舞台を両国で。

結論から。私にはさっぱりわからねー!!!

地下鉄のホームを舞台とした現代劇に設定を変更。
お岩を幽霊や怨念として描くのではなく、現代にも通じる社会の歪みの象徴として、表している。

というような説明を日経新聞でみて(あ、捨てずに取っておくんだった・・・)、面白そうとチケットを衝動的に取ったのは先日書きましたが、実際は「場所は駅のホーム。服装も現代風。でも、セリフはまんま文語調」という仕上がりでした。
なんとなーく四谷怪談のストーリーや登場人物を知っていたものの、きちんと名乗る訳ではないので、最初は誰が誰だかさっぱり分かりづらい。それはまあよしとする。2時間弱に押さえるために、ト書き風に出演者自身が話しながらストーリーを途中進めていくため、感情移入もちょっとできない。
それに、お岩もふつーに登場してるし。。。

「先鋭的」でくくっちゃえばそれまでかもしれませんが、かなり消化不良。
やっぱり、べたべたな演劇の方が好きです、私・・・。凡人ですから(苦笑)。
あー、歌舞伎でちゃんと見てみたいな♪

ちなみに、すごいなと思ったのは、ホームの設定なので、両側にホームがあり真ん中に砂利がしかれているという舞台なのですが、ホーム(1mくらいの高さ)から死体(役)を砂利の部分にどさっと蹴落とすところがあるんですが、「よく痛くないな、をい!!!」とかなり感心してしまい巻いた(爆)。
それくらいかなー、面白かったの・・・(汗)。